令和2年度 狩猟フィールド体験を開催しました
1月31日と2月27日に、石川県自然環境課が主催する「狩猟フィールド体験」を実施しました。
本企画は、「近年、イノシシ等の増加による農林業被害が深刻化する一方で、狩猟者の高齢化などにより有害鳥獣捕獲の担い手が不足していることから、今後、有害鳥獣捕獲の一層の促進と担い手確保が必要である。ハンターさんと一緒に実際の冬山に入ることで、狩猟を肌で感じてもらい、狩猟や有害鳥獣捕獲への理解を深めてもらう契機とする」を目的として開催されています。山立会は本イベントの運営をさせてもらっています。
本来は加賀地方・能登地方で1回ずつの計2回を予定していましたが、都合により加賀地方で2回の開催となりました。山立会としては、会場が近いので楽です。
出発前に動物の足跡についてお勉強。
普段の生活ではあまり使わない「かんじき」を履いて雪道を歩きます
晴天だったため、景色は抜群でした。向かいの河原山と青空がまぶしい
↑サルの足跡。雪道には動物の足跡がチラホラ。
運よくニホンカモシカを見ることができました。
連日気温が高かったことと放射冷却により斜面はツルツル。爪の付いていないかんじきだと逆に歩きにくい。
ハンターさんから狩猟の話を聞いたり、実物のくくり罠に触れてもらったり。
フィールド散策から戻って、動物の動画を観たり、ハンターさんや地元農家さんから狩猟や獣害についてのお話を聞きました。猟銃を所持することの大変さ・危険さや、獣害の深刻さ・イノシシ、シカが増えている現状について参加者の皆さんは真剣に耳を傾けていらっしゃいました。
お弁当は、白山市上吉野にある中山旅館さんに作ってもらいました。白山麓でとれたクマ・シカ・イノシシ・お米・野菜を使ったお弁当は、肉の臭みが全くなく、とても食べやすくて美味しかったです。
来年度も開催すると思うので、興味のある方は是非応募して参加してみてください。応募条件は18歳以上、参加費は無料です。
石川県自然環境課HP「https://www.pref.ishikawa.lg.jp/sizen/」
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