春の花が咲いています
昨日今日となぜか強風が吹く。事務所に使っている家屋がギシギシと音を立てていて、いつこの家屋は吹き飛ぶのかと思う今日この頃。そんな中、イノシシの箱わなを仕掛けようと、痕跡探しに放牧地の周りを散歩。痕跡が全くなかったので、代わりに花を撮影。
ユリ科カタクリ
種子に付着しているエライオソーム(Elaiosome)には、脂肪酸や炭水化物が多量に含まれており、それを目当てにしたアリに種子を運んでもらっている{アリ散布(myrmecochory)}。なので種子散布(seed dispersal)を習った人にとってはカタクリといえばエライオソームとアリが出てくる。
ケシ科ミヤマキケマン
全草に毒あり。死ぬことは稀だが危険らしい。
ケシ科ヤマエンゴサク
楽器っぽい
キンポウゲ科キクザキイチゲ
菊っぽい花を一輪咲かせるから。県によっては絶滅危惧種Ⅰ類やⅡ類らしい。カタクリ・ヤマエンゴサク・キクザキイチゲなどの春の花はスプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)と呼ばれ、春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす生活史を持っている。「春の妖精」
ユキノシタ科ホクリクネコノメソウ
北陸と名は付いているが新潟から山陰の日本海側に自生している。実が割れないと猫の目に見えないらしい。
だんだんと温かくなっている白山麓
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